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またまた金沢へ。

朝から出張で金沢です。

また宿泊付パック旅行なんですが、なかなかいい時間がとれなくて飛行機は前と同じ時間で早いのです。なので早めにホテルへチェックインさせてもらい…このために昨日買ったMacBook airでRAW現像です。これが終わらないと落ち着かないのです。昼もパンでそこそこに…今回は前回泊まった金沢都ホテルの真ん前にある金沢ガーデンホテルです。都ホテルも広くて作業しやすかったですが、ここはさらに広いです。なんと部屋番が僕の誕生日なんで覚えやすい!411です。パックで取ると広いWの部屋があてがわれますが、たいがい一番奥の部屋です。涼しいので冷房はOFFで、夕の接待まではひたすら仕事です。久々の撮影とこのRAW現像作業で右手が筋肉痛で…MacBook airは小さくて良いけど、メモリが4GBなんで、ややもたつきますね~MacBook proは16GBに増設しているので、せめて8GBは欲しいかな?RAWの展開から書き出しで待ち時間が出ちゃいます。まあ~ノンビリと…
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夕はまた片町スクランブルで待ち合わせです。少し早めにLeica M6でスナップを撮ろうと思って片町の手前、香林坊の裏町を歩いていたら約束のお客様にばったり会ってしましました。お客様「なんかいい店ないかと思って探してたんです。でもあんまいい店が無い。何食べたいですか?おでんでいいですか?」もちろん!金沢と言えば夏でもおでん!今日は涼しいし僕はおでん大好きなんでね~お客様「このね~赤玉って店は有名なんやけどね~混んどると思うし、今日は三幸って店に行って見ましょう。」片町スクランブルから少し兼六園のほうに行った路地に三幸はありました。早い時間なのにここもすでに満席???小上がりが1つ空いていて8時の予約があるけどそれまでならと通される。刺し盛り、おでんの半片(黒百合にはないんですね。)焼き豆腐・筋・大根・ばいがい等、豚足の炭火焼き・こんか鰯(鰯のへしこだね。かなりしょっぱい。)・いわし丸干しで飲む。ほんと金沢はいろいろと美味しい物があるので楽しいです。
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腹も満腹なんで「次はどこへ行きます?con(クラブ)ですかね?」と聞くと「今日は趣向を変えてBAR行って見ますか?」と片町の裏町を歩く。お客「このへんはお洒落なBARが多いんです。一軒知っとる店あるんで…そこでなくてもいいんですけど…」と店を物色して歩く。僕「ここいいんじゃないですか?」見れば女性バーテンダーの店のようで…名前もBAR-TENDER(優しいBAR?)お客様「いいね。ここにしてみよ!」確かに若い女性が2人でガールズバーのようではあるけど品格があって静かでよい。心地よいインスツルメンタルのBGMが耳障りでない音量でかかっている。カウンターしか無いのですが、一人50代の男性が飲んでいる。入るやいつもの意地悪を女性バーテンダーに仕掛けようかと思ったけど…今日は涼しいのでやめた。で~棚のスコッチを吟味して無難にBOWMORE12年ものにする事に決める。いつも初めて入ったBARのカウンターにすわってバーテンダーにする意地悪があるんです。夏だとカウンターに座るとすぐにバーテンダーが声をかけてくるんで「今日はやけに暑いね~~よーーーく冷えたジントニック貰えるかな?」カクテルもビールもウィスキーも発祥の地イギリスではビールは常温で飲むのが当たり前なんで、暑い日に喉の渇きをいやすのはジントニックかジンフィズが定番なんです。ジントニックにはキニーネっていう気付け薬が入っているんで、日本では薬事法違反になるから味だけ似せたトニックウォーターで代用しておりますが…この夏に入ってきた客が冷たいカクテル頼むのは店を試しているって事なので、出来るバーテンは手を抜けなくなります。僕も若い頃バーテンやっていたし、ウィスキーもカクテルも本場イギリス仕込みなんでね~夏にBARへ入って「とりあえずビール。」って客はバーテンにとってはとてもありがたい楽なお客様なんです。どんな手抜きしても文句はいいません。僕は意地が悪いので「よく冷えたジントニック」を頼みます。すると出来るバーテンは良く冷えたビフィーター(ドライジンの銘柄)とトニックウォーターを冷蔵庫から出し、大きめに削った氷を1ヶ入れたタンブラーに作り軽くステアーしてから普通の氷の入ったタンブラーにつぎ直し出すのが正解です。こうすると良く冷えてお酒が氷で薄まらないのです。駄目な店はトニックウォーターもジンも冷蔵庫からは出さないですね。棚からなんてもってのほか!!!で~製氷機から氷をいっぱい入れて…え!!!シェイクしましたか!!!カクテルは何でも格好良くシェイクしたがるのは日本のBARだけです。見栄えはいいけどお酒が薄くなる!!!!どんなカクテルでもステアーが基本です。

夏で無いときは「ちょいと早い時間だけどギムレット出来る?」と聞きます。これも出来るバーテンなら要注意のカクテルです。残念ながら日本じゃ~ギムレットは出来ません。ジンとライムジュースのカクテルなんですが、レシピにあるライムジュースは日本未入荷のイギリスのローズ社のものしか認められていないので、代用のライムジュースかレモンジュースで作るしかないのです。良いバーテンならそのことを断って「サントリーのでいいですか?」とちゃんといいます。なんで~いつも初めて入るBARではちょいと意地悪するのです。するとこの客には手を抜けないと思って頂けるのでね~ちゃんとしたものが飲める。今日は女性バーテンダーだからというわけじゃあ~ありませんが、お客様と一緒だったんで「BOWMORE12年を。」と簡単に…するとお客様が「それって?」と聞くので「イギリスのアイラ島のスコッチです。スコッチは産地がハイランド・ローランド・スベイサイドそしてアイラの4カ所が有名です。BOWMOREはそのアイラのモルトで…BOWはオケのボーイングと同じ弓を引く。それをMORE!=もっとですね。BOWは湾とか弓なりを指す言葉なんで身体を弓なりに曲げると言うことからお辞儀・深く感謝するって意味のウィスキーです。ちょいと炭の香りがして癖のあるウィスキーですね。でも現在はサントリーなんです。買収されてね。」と説明すると、担当していたバーテンが「お酒にお詳しいですね。」と言い他のお客のほうを担当していたバーテンに目配せする。すると…あれ?と思っていると「お酒お詳しそうなんで店長と変わります。」若い店長がBOWMOREを持って来る。これがちゃんとロック用の丸い氷りに削ってあるんで及第です。これでないとね!どうも僕が五月蝿そうなんで選手交代のようです。
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で~店長相手にお客様ともお酒にまつわる話をする。するとお客様が「あっこの宮城峡って珍しいな。どこのウィスキー?」というので「余市で今年飲みましたね~ということはニッカですね。」と社員旅行で試飲したことを思い出して言うと。店長「私が宮城出身なんで置いてるんです。」お客「宮城のどこ?」店長「南三陸です。」こりゃあ~震災の津波が酷かったところだ。そんなわけで今度は震災の話し。僕「じゃあ~南三陸にレクイエムって事で、その宮城峡をいただくかな?」店長「ぜひ!」なんかBOWMOREと比較すると辛いなあ~と、辛いウィスキーで被災のみなさんの魂に鎮魂を!!!そんなしていたら、気づかないうちに、いつの間にか外は激しい雨なんでお開きにする。やっぱBARってお酒飲むには最高の場所だな!最近撮影部のみなさんとワイワイの飲みは参加しないし…独り飲みが多くなったし、お酒付き合ってくれる女性対象も今年はいなくなったし…どうせ独りなら、また前みたいに銀座あたりでBARFLY(BARのカウンターにへばり付く蠅=独りで飲んでいる長尻の客のこと。)になるかな~~それもまた楽し!です。
by dancyouteinitijyo | 2014-08-07 23:47 | | Comments(0)


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