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June Bride

6月の花嫁。ローマ神話の結婚を司る女神のJUNOから6月は結婚や女性の権利を守護する月です。JUNOからJuneなんですね。この月に結婚する花嫁は幸せになるという言い伝えがあります。これは梅雨が無いヨーロッパの話しなんで、日本では梅雨この月は結婚式が少ないので、それをなんとかしようという企業の戦略からジューンブライドを推奨するようになったようです。バレンタインデーとかと同じだね。そんな今日は日本的には大安。雨を心配しましたが、なんせ強烈な晴れ男、晴れ女をかかえる家族なんで、予想通りやっぱり晴れました。いい日和になりましたね~

息子達は昨年4月24日大安に渋谷区役所で新婦のご両親立ち会いの下入籍いたしました。僕ら夫婦と同じ日の結婚です。式も披露宴も昨年は仕事の都合やなにやで出来なかったのですが、二人とも「お金かかるしちゃんとやらなくていい」と言っていたのですが、僕が「こういう事はちゃんとやった方が良いよ。」と嫁の実家のご両親にも申し訳ないので低予算でやることになりました。新婚の二人で原宿のLUSEINE館というところを見つけて来ましたので、呼ぶ人を厳選し、極力お金がかかるオプションは無しにして、手作りでの披露宴ということにしました。挙式だけはお願いして、写真は自前、フラワーシャワー無し、ケーキカット無し、ブライダルキャンドル無し、衣装も自前、引き出物も自前、案内状やメニュー・式次第も自前…最低料金でささやかに。
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原宿のブラームスの小径にある小さな小さな式場ですが、イギリスの建物を移築してなかなか雰囲気のある場所です。11時くらいから親族が集まってきまして…ウェルカムドリンクです。

カメラマンは従姉妹のMeちゃんに頼みまして、僕も撮りたいのはやまやまなんですが、新郎の父がちょろちょろして撮らないほうがいいと言われ、少し遠慮して撮りました。まだMeちゃんが忙しいので画像を頂戴していないので、これは僕のNikon DfとiPhoneで撮ったものです。
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このウェディングドレスは中古を安く買ったものです。昨年暮れから捜してやっと気に入ったものが手に入りました。新郎はやや高級な背広で代用。妻は母から貰って一度も着ていないという留め袖。僕はZARAのタキシード風。これも見かけは高そうですが、バーゲンで半額で買ったものです。上から下までで1万円かかってません!なんせ低予算なんでね~
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MeちゃんがNikon D4とD600でちゃんと撮ってくれるので、僕はDfにこのために買ったPlanar 85mm/f1.4でストロボは一切使わないで柔らかい感じの絵を狙います。同じように撮ってもしかたないものね!今日は我が家の式だけだったようで、写真を撮る時間も多くとってもらいいい写真撮れました。結婚式と葬儀っていう儀式はなかなか良いシーンが撮れるものです。写真を撮る者としてはこういう場は腕の見せ所です。結婚式の撮影は昔僕Meちゃんにが仕込みましたが、今はもう僕より上手いね!負けたくありませんが、僕は僕流の撮り方で…昔はね~随分いっぱい会社のお付き合いの結婚式と葬儀を撮ったものです。社主様が「そういう撮影は君が一番上手い!」と言ってくれましてね~社主さま「結婚式とか葬式とかスナップを撮っているのを見れば写真の上手い下手が良く分かる。ストロボの使い方、光の使い方、動きで良く分かるよ!みんな○○くん(僕)を見習いなさい。もともと写真が上手いのに、カメラを何台も使って撮っている。君らは下手なのに1台で撮ろうとする。ズーム1本でストロボ炊いてすまそうとする。そんなんで勝てる分けないよ!」確かにね~僕はズームレンズが嫌いだから、1台は28-80mmのズームレンズ、1台は50mm/f1.4か85mm/f1.8を付けて、さらに1台は16mm/f2.8でLeica M6にズマール50mm/f2と最低4台で結婚式を撮ってました。今は2台か3台だろうけどね。一生に一度の儀式なんで手を抜いて撮っては失礼なんですよ。今日Meちゃんは2台使って撮ってましたね。汗ダクで…
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挙式はキリスト教式です。すでにParisで済んでますが、もう一度。なかなか素敵な話をする牧師だんで良かったです。新婦のお父さんは全然見ていないで、なんだか寂しそうでした。式後は本人達には内緒のサプライズで申し込んでいないフラワーシャワーを式場がプレゼントしてくれました。二人はいらないとカットしてあったんですが、やっぱやって良かったです。盛り上がりました。なんせ~これで披露宴は乾杯するとなんとアトラクションは一つも無いのでね~
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シャンパンで乾杯してフレンチのコース料理です。サカナも肉もあるので紅白ワインでいただきます。目出度いことだし紅白で…どちらもなかなかのワインで…この店はパティシエがやっている店なんですがパンが凄く美味しかったです。おかわりしちゃった!
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最後に僕が用意した謝辞を、その後新郎も謝辞でしたが…なんと…新婦のお父さん見ていたら僕が号泣しちゃって挨拶はボロボロ。息子の謝辞も涙でボロボロ。。。絶対泣かないと思ってたんですがね~一昨日の同窓会で44年ぶりに親友と再会し涙し、昨日のお別れの会で涙し…今日の式中の新婦のお父さんの事を考えたら…また涙が…で~みんなもらい泣き状態で…新郎側なのに…挨拶の文面がいけなかったのかな?まったく途中から支離滅裂でしたが…

こんな内容で「今日はみなさま6月の梅雨の平日というご多用中を二人の結婚式にお出でいただきありがとうございました。すでに昨年4月に夏希さんのご両親の立ち会いの下入籍をし、10月には山形で心温まる披露の宴をしていただきました。そして今年5月には私ども家族も一緒にフランスへ新婚旅行のような旅もして、やっと本日の結婚式を迎えることが出来ました。入籍・新婚旅行・挙式・披露宴とすべて順番がバラバラで、ずっとずっと夏希さんご両親には申し訳なく、早くこの日を迎えたいと気にしておりましたが、なにせ海図も私もサービス業なものですから…夏希さんのご家族のみなさまには大変お待たせいたしました。息子の海図というのは「かいず=チャート」ですが、生まれた時に「海を図れるような心の大きな人」になって欲しいという思いで名付けました。妹の可怜は夏希さんと同じ夏という字の入る「夏恋」という字にしたかったのですが役所の指導で字を変えました。そして夏希さん。私の大好きな夏に希望をもたらす娘が、そしてとても素晴らしい娘が我が家に増えました。海と夏は似合います。海を図るカイトと夏の希のナツキはとても良く合うと思います。そんな素晴らしいお嬢様を育ててくれたご両親に深く感謝いたします。その夏希さんを頂戴しほんとうに申し訳なく、もっと早くに結婚式をできなかったことも含めお詫び申し上げます。カイトともども、きっときっと夏希さんを幸せにするよう家族全員でお誓いいたします。ご列席のみなさま、梅雨の晴れ間にはなりましたが平日にお集まりいただきありがとうございました。ささやかな会ではありましたが、集まって頂いたみなさまの心温まるお言葉で素晴らしい結婚式にすることが出来ました。ほんとうにありがとうございました。心より御礼申し上げます。」というつもりが…途中から涙声、で~さらに号泣で…Meちゃんまで泣いている状態で…参った!新郎の父親が…!ずっと語り継がれてしまうなあ~~
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まあ~おかげでというか、式場の人たちも「とても良かったですよ。」と言ってくれたし、スタッフのみなさんが、とてもよくしていただいたので手作りの部分を補ってくれて、すごくいい結婚式だったと思います。僕が泣いちゃったのが…まずかったけどね。なんにしても無事済んで良かった。家に帰り式場に電話してもう一度感謝のお礼をいいました。

そんなわけでまさかの号泣にと…夜は福島の宴席で頂いてきた喜多方の「鬼涙」を飲んで反省です。おぉ~辛口!
by dancyouteinitijyo | 2014-06-10 08:41 | 日乗(日常) | Comments(0)


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